当院は日本麻酔学会 麻酔科認定病院です
当院は、医療法に基づき麻酔科標榜のための研修病院の基準を満たしており、日本麻酔学会 麻酔科認定病院の認定(認定番号:第1528号)を受けています。
当科のご紹介
当院の手術室は2室あり、当科では3名の常勤医師と3名の非常勤医師と手術室スタッフとともに安全で質の高い麻酔を提供しており、予定手術、24時間体制で緊急手術の対応が可能となっています。麻酔科医は患者様が安全に手術を受けられるよう、主治医と連携して適切な麻酔管理を行っています。
手術を受けられる患者様へ
手術が決まった患者様には、主治医からの依頼で事前にX線写真と各種検査(肺機能や血液など)、全身状態、アレルギーなどの病歴を麻酔科医が把握します。状況に応じて追加検査を行う場合もあります。患者様が受けられる手術内容を考慮し、適切な麻酔方法を患者様とご家族様に説明します。
また、麻酔科医は患者様が手術室入室~手術中~手術室退出までの間は、そばを離れず手術の進行に合わせて全身状態を常に観察し、安全に手術が行われるよう様々な麻酔管理を行っています。手術を終えた患者様の麻酔覚醒後の痛みを軽減し、少しでも早い術後回復が得られるよう取り組みをしています。
当科では、手術を受けられる患者様に安心して麻酔を受けていただけるよう、術前のリスク評価や麻酔計画を行い、合併症の予防に努めています。
麻酔についてのご質問がございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。
患者様に守っていただきたいこと
安全な麻酔を受けていただくために以下の指示を守っていただきますようお願いいたします。
胃の中に食べ物や水分が残った状態になると、麻酔中に吐いてしまい、気管に入ることがあります。気管に入ってしまうと、誤嚥性肺炎を起こしてしまい、命を落とす危険性が高まります。それを防ぐためには、手術前日の夕食以降は絶食・絶飲となりますので、必ず医師または病棟看護師の指示を守っていただくよう、お願いいたします。
※手術前日の夕食以降・手術当日に飲食した場合と水分を飲んでしまった方は手術が延期になることがありますのでご注意ください。
手術が決まった場合は、安全に手術を受けていただくために禁煙をお願いしています。たばこを吸われている方は、術後に咳や痰が多くなります。その影響で肺炎を起こしやすくなるだけではなく、傷の痛みも強くなります。また、たばこを吸われてない方と比較すると術後の感染率が高くなり、傷口の治りが悪化させてしまうことがあります。それを防ぐためには主治医や麻酔科医は手術前の禁煙を指導しています。
ワクチンは以下の種類があります。手術を受けられる患者様はお守りください。麻酔科医がワクチン接種を受けたかどうかをご確認させていただきます。
※ワクチン接種後に猶予期間をおかず手術となる場合、特に副反応が現れる期間に手術を受けられる患者様には、患者様本人またはご家族様に危険性を十分説明し、同意を得た上で行わせていただきます。ただし、ワクチン接種後に猶予期間をおかずに緊急手術となった場合はこの限りではありません(患者様またはご家族様に説明と同意は行います)。
生ワクチン
接種後4週間は手術を避けてください(猶予期間)。
- 麻疹(ましん)
- 風疹(ふうしん)
- 水痘(水ぼうそう)
- BCG(ツベルクリン反応)
- おたふく(ムンプス)
- MRワクチン(麻疹・風疹混合)
- 帯状疱疹ワクチン(弱毒性水痘ワクチン)
- ロタ
- 黄熱
不活化ワクチン
接種後1週間は手術を避けてください(猶予期間)。
- A型肝炎
- B型肝炎
- 日本脳炎
- 破傷風
- 肺炎球菌
- 帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
- ヒブ
- 三種混合(DFT)
- 四種混合(DPT-IPV)
- 不活性化ポリオ
- 子宮頸がん
- インフルエンザ
- 髄膜炎
- 狂犬病
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン・ウイルスベクターワクチン
接種後3週間は空けてください(猶予期間)。
手術直前に接種すると、副反応により発熱が感染症による発熱と区別ができなくなるため、手術の延期になる場合があります。
- 新型コロナウイルス
ワクチン接種後に注射部位の痛みや頭痛、発熱などの副反応が起こることがありますが、これらは免疫を作る段階で起きてしまうためです。全身麻酔や手術は免疫に影響する可能性があるため、ワクチン接種後に全身麻酔・手術を受けると副反応が強くなったり、ワクチンの効果自体が弱くなる場合があります。
そのため、予防接種後の全身麻酔を受けられる方は一定期間空けた方が良いといわれており、その期間についてはワクチンの種類によって変わります。手術後にワクチン接種を希望される方は主治医にご確認ください。
風邪や感染症などで高熱が出た場合は、手術が延期や中止になる場合もございます。体調管理には十分ご注意ください。
