診療内容
当科では2025年4月に常勤医師が着任いたしました。昭和医科大学病院、横浜医療センターの非常勤医師による診察も引き続き行っております。
脳梗塞
脳梗塞は、脳の動脈の閉塞などにより、脳に十分な血液が行きとどかなくなることで、脳の組織の酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる事を言います。また、それによる諸症状も脳梗塞と呼ばれる事があります。
症状(片麻痺、意識障害、失語など)が突然に発症したものは、他の原因によるものも含め、一般に脳卒中と呼ばれています。
日本国の患者数約150万人と言われており、毎年約50万人が発症しています。
日本人の死亡原因の中でも脳梗塞は多くを占めている頻度の高い疾患である上、後遺症が残り、介護が必要になるケースが多いため、福祉の面でも大きな負担を強いられる疾患であります。
脳出血
頭蓋骨の内側の出血は、一般的に脳出血または脳溢血と呼ばれます。
くも膜下出血
くも膜下出血とは、脳を覆う3層の髄膜のうち、2層目のくも膜と3層目の軟膜の間の空間「くも膜下腔」に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態をいいます。脳卒中による突然死の殆どがくも膜下出血によるものと言われていて、高齢者よりむしろ壮年期の方に多いとされています。一度くも膜下出血を起こすと再発しやすいという特徴があります。