検査当日の流れ

来院前注意事項

  • 午前9時まで(土曜日のみ午前8時30分まで)に、総合受付にお越し下さい。
  • 検査の日は、朝食は食べずに来院して下さい。
  • 糖尿病の薬、抗血栓薬以外でいつも朝に服用している薬は少量の水で服用して構いません。
  • 検査に際し胃の動きを抑える鎮痙剤や苦痛を和らげる為に鎮静剤を使用する為、検査後は目の焦点が合いにくかったり、眠気を催すことがあります。
  • 検査当日に自動車、バイク、自転車の運転はお控え下さい。

1. 病院へ来院

受付

午前9時まで(土曜日のみ午前8時30分まで)に、総合受付にお越しください。

当日ご持参頂くもの

  • 検査依頼状(診療情報提供書)
  • 上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査の説明・同意書
  • マイナンバーカード(保険証利用登録済のもの)

2. 内視鏡室へご案内

内視鏡検査説明・同意書

  • 検査内容説明後、内視鏡検査同意書の記入をして頂きます。
  • 検査の苦痛を軽減する事を目的とした、麻酔導入剤の注射の使用をご希望の患者様はお申し出下さい。

◆偶発性、合併症について◆

検査後、腹痛や吐き気が続く場合は夜間でも構いませんのでご連絡下さい。稀に睡眠導入剤によるアレルギー反応等の副作用や、出血・穿孔等の合併症を起こすことがあります。内視鏡検査に伴う偶発症(ショック・出血・穿孔等)の発生頻度は内視鏡学会による全国集計で約2千件に1件の割合です。
ポリープ切除手術などの、治療をおこなった場合、偶発性の発生頻度は高くなり、約5~6百件に1件の割合となります。
万が一、このような偶発症が発生した場合は、緊急処置、入院、手術が必要になる事もございますので、ご了承の上同意書に署名下さい。

3. 内視鏡検査

前処置と検査

  • 下剤2ℓを1時間~1時間半かけて飲んで頂きます。
    腸の動きを良くし、排便を促すために時々動いて下さい。
  • 便のカスがなくなり黄色い水様便になりましたら検査ができる状態です。内視鏡室のスタッフへお声掛けください。

内視鏡室へ

  • 胃腸の動きを抑える注射を行います。
  • 肛門から内視鏡を入れ大腸を観察します。
  • 検査の時間は約30分です。組織(ポリープなど)を取る(生検)の場合は更に時間がかかります。
  • 検査中は、腸を空気で膨らませながら観察します。

4. 検査終了(外科にて結果説明)

検査後は…

  • 麻酔導入剤使用の場合は30分~1時間は外来処置室にて安静にして下さい。
    (当日の車等の運転はお控え下さい)
  • 病理検査(生検)の標本を採取された方は、胃粘膜から少量の出血がありますので、検査当日は刺激物(香辛料・柑橘類)や酒類の採取は控えて下さい。
  • 検査時、大腸に空気を入れる為、検査終了時にお腹のはった感じや軽い痛みが出ることがあります。排ガス(おなら)は我慢しない様にして下さい。
  • 検査後に強い腹痛や便に多量の血液が混ざる場合はいつでもご連絡下さい。

4. お会計で終了です。お疲れ様でした。

検査前日までの注意点

薬の休薬について

下記のような、抗血栓薬を服用中の患者様は、休薬と再開の時期を主治医の先生にご相談下さい。

下部内視鏡検査における抗血小板薬の休薬期間

薬剤名検査休薬期間検査後再開予定
1ワーファリン3~4日間翌日から
2バイアススピリン3日間3日後から
3パナルジン5日間3日後から
4バイアススピリンとパナルジンの併用時7日間3日後から
5エパデール5日間3日後から
6ケタス5日間3日後から
7プレタール5日間3日後から
8コメリアン5日間3日後から
9サアミオン5日間3日後から
10セロクラール5日間3日後から
11ペルサンチン5日間3日後から
12プロサイリン5日間3日後から
13オパルモン5日間3日後から
14アンプラーグ5日間3日後から
15ロコルナール5日間3日後から

消化器内視鏡ガイドライン、内視鏡治療時の抗凝固薬・抗血小板薬使用に関する指針より

  • 高血圧症、心臓病、気管支喘息の朝の薬は服用して下さい。
  • 糖尿病の薬または、インシュリンは使用しないで下さい。
  • その他の薬の服用について、ご不明な点等ございましたら主治医の先生、または当院にお問合せ下さい。